麦茶が痛みやすい原因とは!?抗菌作用が無い麦茶の対処法
夏は麦茶!
麦茶をゴクゴク飲むと、スッキリしますよね!
季節を問わず好まれる麦茶を、冷蔵庫に常備しているご家庭も多いかと思います。
お子様がいる家庭なら、飲む頻度も多いと思うので2日くらいあれば無くなるでしょうか?
カフェインを含んでないので、お子様にも安心の麦茶。
しかし、作り方と保存方法を間違えると菌が増殖して大変なことに・・・!
麦茶の正しい作り方と、正しい保存方法をご紹介します。
麦茶は日持ちしない
麦茶は他のお茶と比べて日持ちしません。
麦茶には抗菌作用が無いので、菌が増殖しやすくなっています。
それぞれの作り方・保存方法で解説していきます。
麦茶の容器
100均で売っているプラスチック製のボトルもあり、安く簡単に手に入れられるものではありますが、プラスチックは菌の繁殖が多くなる容器です。
プラスチックは傷がつきやすく、麦に多く含まれるデンプン質が溶け出し保存容器に付着します。
麦に多く含まれるデンプン質が菌の大好物と言ってもいいでしょう!
出来る限りそれを防ぐために、プラスチック容器ではなくガラス製の容器にしましょう。
ガラス容器にする際も、消毒が欠かせません。
【消毒方法】
ガラスはいきなり熱湯をかけてしまうと割れてしまう恐れがあります。
大きな鍋に容器を寝かせ、容器がかぶるくらい水を入れて火にかけます。
※そこまで大きな鍋が無い場合は、浸かるところまで水を入れて、沸騰したらコロコロ回してください。
沸騰したら、3~5分ほど煮沸消毒し、取り出します。
取り出したら、清潔なタオル・もしくはキッチンペーパーなどを引き、逆さにして乾燥させます。
しかし毎回こんな作業をやるのは面倒・・・!
という方は、簡単に容器を消毒できる「ドーバー パストリーゼ77」がいいでしょう。
◆カビ防止
◆腐敗防止
◆除菌
◆抗菌
◆消臭
これ1本あれば、スプレーして拭き取るだけで殺菌・抗菌が出来ます。
食品や食器などに使えるので、体に害はありません。
DOVER パストリーゼ77(公式ページ)
水だし麦茶
水と麦茶のティーパックを入れるだけで完成する水だし茶です。
【注意!!】ティーパックは既定の時間が経過したら、しっかりと味が染みているので、すぐに取り出します。
ティーパックの入れっぱなしは痛むスピードを早めてしまいます!
【水道水】
水道水から水を入れると、塩素が含んでいるのでこの塩素が菌を制御する力を働かせてくれます。
しかし、水道水には塩素以外にも「トリハロメタン」や「カルキ臭」という物質も含まれているため、少量であれば問題はありませんが、多く摂取してしまうと体に害を及ぼす可能性もあります。
【浄水器・ミネラルウォーター】
水道水は嫌なので、水道に取り付けた浄水器やミネラルウォーターで作る方もいると思います。
しかし塩素が除去されているので、長期保存は出来ません。
水道水に含まれる塩素が菌を制御するので、それが無くなってしまうと菌が増殖していくだけです。
なら、一番いいのは!?
水だし茶なら、浄水器やミネラルウォーターで作り、2日以内に飲み切ることです!
煮だし麦茶
煮だし麦茶は水出しよりも香ばしい香りがするので、多少面倒でも煮だしのほうが好きな方もいますよね。
更に、煮だしたほうが長持ちするのでは!?と、誤解している方も多いかもしれません・・・
水だし麦茶と同様、煮だしが終わったらティーパックを取り出します!
よくありがちなのが、煮だしが終わったら冷めるまで常温で放置し、数時間経って冷めたら容器に入れて冷蔵庫へ・・・
という方も多くいるのではないでしょうか?
菌は30℃~35℃の間に最も増殖していきます。
高温の麦茶から冷めていく過程で、30℃~40℃の間になる時が必ず訪れます・・・!
作ったばかりの麦茶なのに、既に菌が・・・
では、どうすれば!?
煮だしが終わったら、ティーパックを取り出し、氷水に付けて素早く粗熱を取ります。
そして、容器に入れて冷蔵庫で保存します。
保存期間は3日くらいまでが限界です。
常温保存
水出しでも、煮だしでも、ずっと常温で保存するのが一番危険です。
特に夏場は、常温でも部屋の中が30℃前後になるので菌が一番繁殖しやすい温度になってしまいます。
また、冬場でも暖房をつけていたら部屋の中が30℃前後になる場合もあります。
抗菌作用のない麦茶は常温のまま放置するのは危険なので、絶対に避けましょう!
まとめ
・容器はガラスで殺菌を
・ティーパックは適性の時間が経ったら取り出す
・水だし麦茶は浄水器・ミネラルウォーターで2日以内
・煮だし麦茶は氷水で素早く冷まし、冷蔵庫で3日以内
どのみち、どんな作り方であっても麦茶は日持ちしません。
カテキンなどを含まない麦茶は殺菌効果が無いので、すぐに菌が繁殖してしまいます。
出来るだけ早く飲み切れるような量で保存していきましょう。
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