三日月形とまっすぐな形のクロワッサン!その違いと由来とは!?
パンの中で、何が一番好きでしょうか?
パンの種類はたくさんあり、好みもそれぞれですよね。
しかし、数ある中から堂々のナンバーワンはやはり・・・
「クロワッサン」です。
しかし、クロワッサンの形に違いがあることにお気づきでしょうか?
・丸まった三日月形のクロワッサン
・まっすぐな形のクロワッサン
同じクロワッサンですが、実は形が違うのにはちゃんとした理由があります。
「この差って何ですか」で放送されていた、その理由についてご紹介します。
丸まった三日月形のクロワッサン
先に生まれたのは、丸まった三日月形のクロワッサンです。
1683年、オスマントリコとオーストリアとの戦争が、この三日月形クロワッサンの誕生とされています。
2ヵ月による激しい戦争の上、勝利したのはオーストリアでした。
オーストリアは戦争の勝利記念として、オーストリアのパン職人が三日月形のパンを作ったのです。
では、なぜ丸まった三日月形のパンが勝利の記念なのか!?
それはトルコの国旗に関係あります。
【トルコの国旗】☟
このトルコの国旗のように三日月形のパンを作り、それを皆で食べて勝利を祝いました。
簡単に言うと、「トルコを食べてやった」!
という意味が込められたパンだったのでしょう。
クロワッサンの由来
では、三日月形のパンをなぜ「クロワッサン」と呼ぶようになったのか?
1700年代、オーストリア出身のマリーアントワネットがフランスのルイ16世に嫁ぐ際、三日月形のパンを持ち込んだと言われています。
フランス語で三日月は ⇒ Croissant(クロワッサン)と言います。
その後、クロワッサンはフランス中に広まっていったのです。
まっすぐなクロワッサン
当時、三日月形のクロワッサンはマーガリンが使用されていました。
その後、高級なバターを使ったクロワッサンが作られるようになりましたが、安いマーガリンとの差別化を図る為、バターを使ったクロワッサンを、まっすぐの形にして分かりやすくしたのです。
今でもフランスでは、お店や地域によって異なるが、まっすぐなクロワッサンと三日月形のクロワッサンで、バターかマーガリンか、一目で分かるようになっています。
日本のクロワッサン
しかし、日本ではどこのパン屋に行っても、そのような差別化で販売しているクロワッサンは見たことがありません。
そもそも日本には、そういった認識は一切なく、形で原料が違うことはありません。
ただ、まっすぐのクロワッサンのほうが多く見かけると思います。
焼き上がりにムラがなく、火の通りがまっすぐのほうが良いそうです。
まとめ
私も一番好きなパンはクロワッサンです。
あのクロワッサンをペリペリ剥がしながら食べるのが大好きです。
しかし、形の違いに違和感を持ったことは無く、言われなければ一生知らない豆知識のようなものですよね・・・。
人気のクロワッサンは戦争の勝利記念で作られたものでした・・・。