昆布は海の中で美味しい出汁が出ているのか!?
美味しいダシが出る昆布
ダシを取ったり、昆布で締めたり、おでんや佃煮、昆布巻きなど、様々な料理に愛用されています。
その昆布が、海の中ではどうしているのでしょうか?
海の中でもダシを出し続けているのでしょうか?
昆布の仕組み
率直に言うと、昆布は海の中ではダシが出ません。
料理で使うとき、昆布は水にさらすだけで美味しいダシが出るのに、なぜ海の中では出ていないのか?
それは、昆布が海の中で生きているからです。
昆布の旨味成分、グルタミン酸などのアミノ酸は細胞の中にあります。
それは、昆布が生きていく上でとても大切な成分です。
生きている間は、その成分は昆布の体内に閉じ込められいます。
乾燥させたり、熱湯に入れることで細胞壁が壊れ昆布が死ぬので、美味しいダシが出るようになります。
昆布の旨味成分グルタミン酸
昆布の旨味成分と言われるグルタミン酸は、料理に使うと美味しなります。
どんな料理にも、もうひと味を追加する「味の素」の成分もグルタミン酸です。
そもそも味には4基本味に分類されています。
・甘味
・苦味
・酸味
・塩味
そして、第5番目の味として世界的に認識されているのが「旨味」です。
グルタミン酸の効果
グルタミン酸は料理を美味しくさせるだけではなく、健康面にもいいと言われています。
グルタミン酸を摂取すると脳にエネルギーが行き、脳が活発になります。
脳にエネルギーが行くことで集中力や記憶力の向上につながります。
また、疲労回復・利尿効果・肥満予防効果にも効果があると言われています。
「テツandトモ」で昆布の謎を歌っていた
数年前に「なんでだろう~なんでだろう~」でブームを巻き起こしたテツandトモの曲の中に、昆布について歌われている歌詞がありました。
当時は何気なく聞いていたような気がしますが、言われてみたら「なんでだろう・・・」と気になってきます。
「コンブが海の中で、出汁が出ないの、なんでだろう」
と、歌っています。
当時は気づくことが出来ませんでしたね・・・。
この様々な「なんでだろう」の解説が絵本になって出版されているようです。
昆布の謎も、その他気になる謎も絵本で解説しているということは、私たちより子供たちのほうが物知りなのかもしれません・・・。
気になる方は☟
まとめ
海藻と言えど、やはり海の中では生きていて、旨味成分を閉じ込めていたんですね・・・
冬も近づき、そろそろおでんの季節が近づいてきますが、おでんの昆布も美味しいですよね。
昆布について、種類と使い分けを紹介している記事もありますので、参考にどうぞ☟
