「白菜・ブロッコリー・キウイフルーツ・柿」新鮮で甘い選び方は!?
スーパーで売られている野菜やフルーツを選ぶとき、なんとなく見た目で選んでしまいがち・・・
何が新鮮で、どれがより甘いのかは実際に食べてみないと分からないものです。
今回は、「この差って何★」で放送していた、白菜・ブロッコリー・キウイフルーツ・柿の正しい選び方と、おすすめレシピをご紹介します。
白菜
よくスーパーで見かけるのが、この半分にカットされた白菜です。
この写真では断面が平らになっていますが、、売られている中にはこの断面が盛り上がっている白菜もあります。
もちろん、新鮮な白菜は断面が平らなものです。
だんだん日にちが経つと、徐々に周りの葉が広がってきて断面が盛り上がってきます。
真ん中の葉を成長させるため、外側の葉の水分エネルギーが使われてしまうため、新鮮さが失われてしまい美味しくなくなってしまうのです。
半分カットの白菜を買う得は、盛り上がってないものを選びましょう。
ブロッコリー
このブロッコリーは、上の方が少し紫ががっているのが分かるでしょうか?
一方、右のブロッコリーはキレイな緑色のブロッコリーです。
紫がかったブロッコリーは、腐っている・・・という人も多いらしいですが、甘みがあって美味しいのは紫がかったブロッコリーです。
寒さと、強い紫外線を浴びるとブロッコリーは自分の身を守るためにアントシアニン(紫色の成分)を活性化させます。
アントシアニンとはポリフェノールの一種で、代表的なのはブルーベリーに多く含まれているものです。
このアントシアニンの効果で、糖分が含まれ美味しいブロッコリーに育っています。
更に、ブロッコリーは房より茎のほうが栄養が詰まっています。
しかし、硬くて捨ててしまう人が多いのではないでしょうか?
ブロッコリーの茎を天ぷらにして食べると、ホクホクして大根のような食感になるので、捨てずに試してみてください。
キウイフルーツ
この二つの写真は、少し分かりづらいかもしれませんが、上が平べったくて、下が縦長の形をしています。
平べったいほうは、潰れているような変形したものなので選ばない人が多いかもしれませんが、平べったいほうが甘さが多いキウイフルーツです。
キウイには真ん中に白い部分があり、この白い軸が甘さを持っています。
平べったいほうが軸が広がっていて甘くなります。
キウイフルーツは、木になっているときは熟さず、地面に落ちた時のショックでエチレンガスを出し、熟し始めます。
もし、甘くないな・・・と思ったら、テーブルなどにぶつけてショックを与えると甘くなります。
柿
上の柿はまだ、木に生えていますが白く粉っぽい感じが分かるでしょうか?
下の柿はツルッとしていて美味しそうに見えますね。
白い粉は農薬と間違う人が多いですが、柿自身が身を守るために出しているブルームです。
よく、ブドウにも付いている白い粉ですが、ブルームは水分の蒸発を防ぎみずみずしさを保つ役割をしています。
粉が付いている方が新鮮で甘く美味しい柿です。
柿レシピ
柿はそのまま食べても美味しいですが、焼いて食べるともっと美味しくなります。
トースターで20分焼くと、トロトロになりカスタードのような味わいです。
更に、放置してしまった柿は、熟しすぎて表面がブヨブヨになってしまい、食べるのをためらう感触になってしまいます。
そんな時はプリンにして食べましょう。
【材料】
◆熟した柿
◆牛乳
【作り方】
・熟した柿を皮のまま半分に切る
・スプーンで皮のギリギリまでしっかり実を取り出し、ミキサーにかける
・牛乳を柿の量の半分よりやや少なめの量を加えて、なめらかになるまでミキサーにかける
・耐熱容器に入れ、レンジで500W1分20秒
これで完成です。
ゼラチンや寒天を一切使わず、プリンのように固まります。
柿に含まれる「ペクチン」
牛乳に含まれる「カルシウム」
2つが合わさると、固まる仕組みになっています。
レンジで加熱しないで、そのまま冷蔵庫で冷やすと、トロトロのなめらかプリンになります。
まとめ
野菜やフルーツの選び方は難しいですが、知っていれば悩むことなく良いものを選ぶことが出来ます。
普段のお買い物では、なんとなく見た目で選んでいましたが、同じ金額の物ならばより新鮮で、より甘いものがいいですよね。
柿レシピは、おそらくそのまま食べるよりも美味しいと感じると思うので、ぜひ試してみてください。