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のら猫・どら猫・どら息子の違いと由来とは!?
サザエさんのテーマソングに流れている歌詞
「お魚くわえたどら猫♪追いかけ~て~♪」
なんて歌ですが、この歌詞に出てくる「どら猫」って??
のら猫なら意味は分かるのですが、どら猫はのら猫とは違うのでしょうか?
普段、何気なく聞いているテーマソングですが、のら猫とどら猫の違いについてご紹介します。
のら猫
道を歩いていて、野良犬はほとんど見かけることは無くなりましたが、猫はまだまだたくさん見かけますよね。
猫好きなら、ついつい触りたくなっちゃいますが、たいていは逃げていくので触ることもあまりできませんね・・・。
のら猫とは!?
のら猫の語源は「のらりくらりしている猫」から、呼ばれています。
どら猫
では、どら猫とはいったい何なのか!?
名前からして、住処が定まっている猫とは言えない感じですが・・・
どら猫とは!?
のら猫が盗みをすると、どら猫に名前が変わります。
どら猫とは、江戸時代から使われている言葉です。
普通に歩いていたり、寝ていたりする時は「のら猫」。
釣りなどで、バケツに入っている魚をシャッ!!と手で盗んだ瞬間から「どら猫」に変化してしまいます。
「どら」とは「銅鑼」のことです。
どら息子という言葉がありますが、この名前からどら猫という名前も付けられました。
どら息子とは!?
怠け者で働きもせず、親のスネをかじっている子供のことです。
働かず親の金を尽きさせてしまう
⇓
お金が尽きる
⇓
鐘を突く
⇓
銅鑼を突く
こうした語源から、どら息子と呼ばれるようになりました。
のら猫も同様、盗んで人の利益を尽きさせることから、「どら猫」と呼ばれるようになりました。
普段、何気なく聞いているサザエさんのテーマソングの「どら猫」には、ちゃんと意味があったんですね。
まとめ
「どら」の語源、「銅鑼」から、こんな言葉が生まれていたとは驚きですね・・・。
何かを盗られても、どら猫にやられた!!なんて言うことはありませんが、違いを知っていても損はありません。
瀬戸内海の海上に位置する愛媛県にある青島は「猫島」とも呼ばれ、100匹以上ののら猫が住み着いています。
島民の数が減っていく中、猫だけがどんどん増えていく島で、猫好きにはたまらない島です。
青島港など、釣りスポットも多い場所では、のら猫ではなく、どら猫がたくさん出没しているかもしれませんね。
青島で釣りをする際は、どら猫に遭遇するのも楽しみの一つかもしれません。