海外で仕入れる時に必須の関税とは?
日本より安い商品を海外で見つけて、国境を越えて日本に輸入する為、税金をかけて商品を安く輸入できないようにしています。
簡単に言えば、海外で安い商品をみんなが買ってしまえば、国内の商品は売れなくなってしまうからです。
国内と国外の差を無くし、守るために関税と消費税がかかるようになっています。
正直、私自身はこの制度を最初は全く分かっていませんでした。
・関税とは何なのか?
・いくらかかるのか?
・結局海外で買っても安くないのか?
色んな疑問が一気に頭を支配しました。
海外で商品を買うことの怖さみたいなのもあって、余計にお金がかかったらどうしよう・・・とか、お金払って届かなかったらどうしよう・・・とか。
何かあったときに対応しなければいけないとき、英語で対応なんて自分には無理だ・・・とかとか。
まあ、でも悩んでも仕方ないですよね。
とにかくやってみるしか方法は無い。
どんなに勉強したって、結局はやってみるしか方法はありませんでした。
実際は関税を足しても安く購入できる商品は山ほどあります!
関税と消費税、仕組みと計算方法
商品価格が20万円の境目で『一般税率』か『簡易税率』が決まります。
基本的には20万円以上の輸入は商売目的として一般税率が加算され、20万円以下の輸入は個人使用目的とし、簡易税率が加算されます。
あまり難しく考えてしまうと、余計分からなくなってしまうので、最初のうちは基本だけ抑えていただいたほうがいいかもしれません。
なので、簡単に基本をお話しします。
関税対象
【簡易税率】商品価格の60%が関税対象となります。
まず、10,000円以下の商品は免税となり、関税はかかりません。
60%かけたあとの金額で考えられます。
16,666円×60%=9,999円となり10,000円以下の商品で免税となります。
16,666円までは関税も何も気にせず購入することが出来ます。
関税がかかる場合
商品価格が$200の商品
$200×110円(為替)=22,000円
22,000円×60%=13,200円⇒(この金額が10,000円を超えていると関税対象となる)
この12000円に各商品に割り当てられた関税が加算されます。
種類によって変わる関税金額
購入商品の種類によってそれぞれ関税金額が異なります。
衣類・バック・サイフ・アクセサリー・毛皮などなど、分類ごとに課せられる関税のパーセンテージが違ってきます。
ただ、一個一個確認しながら計算して考えるのはやはり面倒だし正直厳しいです。
なので、私はすべての商品に対して10%の関税で計算しています。
上記の計算方法に足して計算していくと
22,000円×60%=13,200円
13,200円×10%=1,320円
この1,320円は100円未満切り捨てとなり、1,300円となります。
商品代金にかかる【消費税】
商品を購入するには単純にすべての商品に消費税も加算されます。
関税もかかるのに、さらに消費税も加算されてしまうのです。
上記の計算方法で考えると
1,300円(関税)+13,200円(60%の金額)=14,500円
14,500円×8%=1,160円 ⇒100円未満切り捨てで1,100円
つまり、関税1,300円+消費税1,100円=2,400円となります。
このように、商品代金に2,400円が加算される仕組みとなります。
関税は必ず事前に把握しておかないと、大変な事態になってしまいます。
分からずに購入したはいいけれど配達時に徴収されて慌てることのないよう計算しておきましょう。
そして、計算はあくまで概算です。
上記で話した通り、商品によって課せられるパーセンテージは異なります。
・革製品のバックは8%~16%
・毛皮のコートは20%
このように高い課税があるので注意しておきましょう。
その他に、【通関手数料】というものがあります。
これは商品一個に対して200円かかります。
・関税
・消費税
・通関手数料
最低限これが全て加算されるので、計算をしっかりしておきましょう!
関税を払う場所は?
関税はどのように支払うのか?いつ払うのか?
これも正直よく分からない部分ですよね・・・
いきなり請求書が届いても怖いだけです・・・。
◆仕入先で最初から関税が含まれている
ショップによっては商品代金に最初から関税が含まれていることがあります。
その場合は、そのまま支払いだけすれば、それで終了です。
◆仕入先で関税を商品代金含むか、自分で払う
関税を商品代金に含むを選択すれば上記と同じです。
自分が払うを選択すれば、配達時に配送業者が関税を徴収します。
◆関税は自分で払う
これも、配達時に配送業者が関税を徴収します。
このように、関税が必ず含まれてるショップと、選べるショップ、含まれないショップと分かれています。
関税が含まれた状態での支払いは、実際に配達業者が徴収するより高い金額が上乗せされる場合があります。
実際に、あるショップでは、5万円ほそのバックを関税含むで会計したら7,000円くらいの上乗せで計算されましたが、試しに自分で払うを選択したら、実際は5,000円くらいで済んだこともあります。
ショップによっても異なると思うので、そこは色々と試してみるのがいいかもしれません。
ちなみに、海外から直接お客様宛に発送される場合は、お客様が関税を払うことになります。
海外⇒お客様:関税はお客様負担
海外⇒自分⇒お客様:関税は自分で払います。
まとめ
ということで、関税に関する簡単な基本をお伝えしました。
関税がかかる理由や、関税の計算方法、支払い場所など複雑すぎて全く分からない人からしたら未知の世界です・・・。
頭が痛くなります・・・。
まず最初は10,000円以内の商品から始めてみるのもいいかもしれませんが、配送料などで安く出品できない場合もありますので、注意してください。
最初に確認しておくこと、やっておくことは素人からしたら本当につらい日々です。
最低限の基本が後に自分の為になるので、必ず押さえておきましょう。