目に見えないハウスダスト!第1原因の撃退方法が間違っている!?
目に見えないアレルギー
花粉・ハウスダスト・食物・ペット・カビ・・・
様々なアレルギーが存在しますが、一番多いアレルギーは花粉です。
しかし、2番目に多いのがハウスダストアレルギーです。
ハウスダストとは、住まいに発生するホコリの中でも目に見えないくらい小さなものの総称です。
5人に1人がハウスダストアレルギーだと言われていますが、家の中で生活していてどれだけのハウスダストが存在しているのか、目に見えないので分からないものです。
ハウスダストアレルギーの最大の敵と向き合い、最も効率よく除去する方法をご紹介します。
ハウスダストアレルギー
ハウスダストには様々な要因があります。
花粉・皮膚のかけら・糸くず・土砂・ペットの毛・パンくず・・・
これらはハウスダストと呼ばれていますが、ハウスダストアレルギーの第1原因は「ダニ」です。
これらはとても小さく軽い為、空気中に舞い上がり、除去するのが難しい厄介なものです。
アレルギーの原因
ダニは生きている分には、アレルギーの害はありませんが、アレルギーの元となるのは、ダニの中にあるたんぱく質です。
たんぱく質はどうやったら出る!?
・ダニのフン
生きているだけならアレルギーは無いが、フンをすることでフンの中にたんぱく質が詰まっていて、そこからアレルギーの原因となります。
・ダニの死骸
ダニの体内はほとんどが水分で出来ています。
水分が多い為、死ぬとカピカピになり、体がボロボロになってたんぱく質が散乱します。
多い時期
ダニは梅雨から夏にかけて増量しますが、秋から冬にかけて減っていきます。
つまり、夏までに増えたダニが死んで、秋から冬にかけて、フンと死骸だらけの季節・・・ということになります。
掃除の仕方
普段の生活で掃除をしていても、実際はちゃんとハウスダストの元を吸い取っているとは限りません。
ダニ退治のために、スプレーや、スモークタイプのグッズを使って退治をしたらどうなのか?
それを使うだけではダニを殺しているだけなので、ダニのフンと死骸は残ったままです。
ハウスダストアレルギーの原因はフンと死骸なので、殺すだけでは全く改善されてないのです。
スプレーやスモーク剤を使った後は、殺したダニを無くさなければいけません。
パッケージの裏には、「部屋を充分に換気し、掃除機をかける」と記載されています。
グッズを使っただけで満足せず、使用後には必ず掃除機をかけましょう。
掃除機のかけ方
掃除機は日々進化していて、以前には取れなかったゴミが取れるように改革されています。
どのタイプの掃除機を使っているかがポイントとなりますが、重要なのは吸い込み口にブラシが付いていることです。
掃除機の吸い込み口にモータ型のブラシロールが付いている掃除機です。
そして、このモーターブラシ付きの掃除機は使い方が重要になってきます。
おそらく、ほとんどの人が掃除機を買っても、じっくり取扱説明書を読むことは無いと思います。
取扱説明書には掃除機の使い方について、アドバイスをしてくれています。
「吸い込み口は、押すときよりも引くときの方がごみはよく取れます。」
「前後に動かして掃除します。引くときにごみがよく取れます。」
このように、モーターブラシ付き掃除機の説明書には必ず記載されています。
掃除機はゴミがあるところに、前に突き出すように掃除をかけている人も多いかもしれませんが、同じ場所を前後で動かすのが、正しい掃除機のかけ方です。
ブラシは前回転になっていて、前回転のブラシの動きと掃除機を引く力が合わさって強力な吸引になります。
この引く力で、ハウスダストアレルギーの元を根こそぎ吸い取ってくれますが、ブラシが付いてない掃除機や、ブラシが付いていても前だけに押して掃除機をかけた場合はダニの死骸はほぼ残っている状態です。
寝具のハウスダスト
寝具はハウスダストが舞いやすく、付きやすい素材になっています。
布団を干すだけではハウスダストアレルギーの元を取ることは出来ません。
また、布団乾燥機でダニ防止機能を使っている人もいるかもしれませんが、60度の熱でダニは死にますが、死骸は残っています。
布団を天日干し、または布団乾燥機の後、掃除機を引きながらかけましょう。
フローリングのハウスダスト
フローリングも同じく、ハウスダストが舞いやすい場所です。
掃除機をかけると、空気でハウスダストが舞い上がり逆効果になってしまいます。
フローリングは掃除機ではなく、モップをかけましょう。
まとめ
目に見えないものだから、掃除をしたらスッキリした気持ちになりますが、掃除の仕方を間違えていたら、逆効果です。
ダニの死骸はバラバラになってしまうので、生きているときよりも厄介な存在です。
止まらないくしゃみ、年々増え続けるアレルギー体質の人口。
掃除の基本を心がけて、家の中で快適に過ごしましょう。