「年賀状」使ってはいけない言葉と相手によって使う言葉
毎年、年末になると準備をしないといけない年賀状
元日に届けるためには、12月25日までに出さないと間に合わない可能性があるので、早めに出すことが望ましいものです。
特に2019年は新元号「令和」として最初の年賀状となります。
「令和」最初の年賀状は人生で一度きり。
だからこそ正しい年賀状を出すことが望ましいですね。
意外と知らない、年賀状の書き方
もしかしたら、あなたの年賀状の書き方は間違っているかもしれません。
「この差って何★」で放送していた、年賀状の正しい書き方についてご紹介します。
年賀状の間違い
年賀状を送る人は、離れて住んでいてあまり会う機会がない家族や親族、それと同様に友人、会社内では目上の人にあたる上司に送るのが一般的だと思います。
その書き方は、正しいのか?
そして、その使い方は間違っていないか?
全ての年賀状を同じように書いてしまうと、目上の人に送る年賀状が間違っている可能性もあります。
まずは、参考例としてこちらの年賀状です
こんな年賀状も、とくに問題は無さそうに見えますが、5つも間違いがあります。
もしもこんな年賀状を書いているとしたら、それは失礼に当たる可能性も!?
間違いの場所がこちらです
では、この赤文字部分の間違いについて、詳しく解説していきましょう。
『賀正』
まず、一つ目が「賀正」です。
もし、この年賀状が目上の人に送る年賀状であれば、失礼にあたります。
他に表す言葉として、「謹賀新年」「迎春」とあります。
目上の人に対して送る年賀状で使っていいのは「謹賀新年」のみです。
謹賀新年の「謹」には相手を敬う意味があるので、その言葉が入っていない「賀正」と「迎春」は使ってはいけない言葉となります。
ただし、「賀正」というのは「恭賀新正」という言葉を略したものです。
略さずに全て書くのであれば、目上の人に出す年賀状でも問題はありません。
『新年あけまして』
「新年あけまして」という言葉ですが、あけたのは昨年です。
これは単純に日本語が間違った文章になっています。
正しくは「新年おめでとうございます」
もしくは「謹んで新年のお慶びを申し上げます」
このような文章が正しい書き方となります。
『去年』
「去年」という言葉の「去」という文字は「死去」や「去る」という意味があります。
年賀状にはふさわしくない文字となるので、正しくは「昨年」や「旧年」という言葉が正しいです。
また、その他に「負ける」「離れる」などの言葉も縁起の悪い言葉なので、年賀状で使うのは控えましょう。
『日付の書き方』
「2020年 1月1日 元旦」という書き方は、単純に重複しています。
元旦は1月1日の朝という意味なので、それを書くのであれば、どちらか一つだけ書くのが正しい書き方となります。
「元旦」、もしくは「2020年 1月1日」は、どちらか一つにしましょう。
また、縦書きでありながら、数字だけ横に書くのもダメです。
縦書きなのであれば、数字も縦に書きましょう。
『句読点・感嘆符』
「句読点」は終わり、区切りの意味があります。
文章に句読点の「、」「。」は不要なので、全部付けないのが好ましい書き方です。
また、「!」「?」などの感嘆符も同じ意味として、年賀状にはふさわしくないので、出来るだけ控えましょう。
正しい年賀状
これらを踏まえて正しく文章にするのであれば、こちらです
とてもシンプルですが、間違いがなく目上の人に対して失礼のない、正しい年賀状となります。
これは、あくまで目上の人に対しての年賀状なので、友人間などではもっとフランクでも構いません。
まとめ
正しい書き方は、意外と知っているようで知らないものですよね。
重複してしまっていたり、送る相手によって使ってはいけない言葉があったりとします。
友達や家族なら間違っていてもなんとかなりますが、目上の人に対しては絶対に間違わないよう注意が必要ですね。
今回は「令和」初の年賀状です。
ゆとりをもって25日までには出しましょう。