具材で変わる!カロリーが高い鍋と太りやすい鍋の違い
冬と言えば、やっぱり鍋!
寒い季節に、熱々のお鍋は幸せを感じますよね
お鍋は野菜たっぷりで、スイーツや揚げ物、麺類と比べたら太りにくく、ヘルシーなイメージがあります。
しかし、現代のお鍋の種類はとても豊富で、選ぶつゆや入れる具材によって太りやすいお鍋もあります。
今回は、代表的なお鍋8選を、太りやすいお鍋のランキングをご紹介します。
鍋のカロリー
まずは、代表的なお鍋8選と、そのお鍋のカロリーが高い順がこちらです。
下からカロリー高い順に並んでいますが、やはり一番カロリーが少ないのが水炊きです。
そして、坦々鍋が一番カロリーが高い鍋です。
しかし、カロリーが高いからと言って、太りやすいにつながるわけではありません。
糖質・脂質・たんぱく質の合計がカロリーです。
しかし、たんぱく質は太る原因にはなりません。
糖質・脂質は太る原因になりなすが、食物繊維を摂取すると抑えることが出来ます。
太る理由とは
『糖質+脂質』-『たんぱく質+食物繊維』
マイナスした合計の値が太る指標となる為、どれだけ『たんぱく質+食物繊維』を摂取するかで大きく変ってきます。

太りやすい鍋
ではカロリーではなく、太りやすいお鍋の順番に並び替えたのがこちらです。
すき焼きとしゃぶしゃぶが一番太りやすいお鍋になるのには、つゆと入っている具材が大きく影響しています。
太りやすい肉・魚介
鍋には欠かせないお肉!
そして、お鍋の種類によって欠かせない魚介類!
100gに対して、脂質がどれくらいあるかの一覧表です。
【牛肉】 | 【豚肉】 | 【鶏肉】 | 【魚介】 |
肩ロース / 37.4g | 肩ロース / 19.2g | モモ肉 / 19.1g | エビ / 0.6g |
バラ肉 / 50.0g | バラ肉 / 34.5g | 手羽 / 12.8g | タラ / 0.2g |
牛肉が使われるすき焼きには、まずタレに砂糖が多く含まれています。
4人前のタレで考えると角砂糖おおよそ30個分の糖分があり、表を見てみると圧倒的に脂質が多いのが牛肉です。
ダブルパンチで糖質+脂質を摂取してしまします。
これらを考えると、「すき焼き」は一番太りやすい鍋になります。
そして「しゃぶしゃぶ」は太りやすいお鍋の2位に君臨しています。
お肉をお湯にくぐらせて油を落としているので、なんとなく太りにくいイメージもありますが、大きな間違いです。
落とした脂は、しっかり野菜に絡まり摂取してしまいます。
さらに、ゴマダレにも脂質が多く含まれているため、太りやすいお鍋になります。
牛肉は、約半分が脂です。
すき焼き・しゃぶしゃぶはとても太りやすいお鍋となります。
太りにくい具材
カロリーでは1番高かった「坦々鍋」ですが、すき焼き・しゃぶしゃぶよりは太りにくいお鍋になります。
もちろん、ごま油やラー油をたくさん使っているので、太りやすいお鍋ではありますが、豚肉を使っていることが大きなポイントになります。
豚肉は牛肉と違って脂質が少なく、さらに糖質をエネルギーに変える効果があります。
豚肉には牛肉の約10倍のビタミンB1が含まれていて、「ニラ」「ニンニク」に含まれるアリシンはビタミンB1の吸収率をアップしてくれます。
ビタミンB1には糖質代謝を促進する働きがあります。
糖質を燃焼してエネルギーに変えてくれるので、坦々鍋の具材だけで考えたら太りにくいお鍋になります。
とはいえ、ごま油やラー油をたくさん使うので、全体的に考えると太りやすいお鍋を豚肉と具材に含まれるアリシンで助けてもらっている・・・という言い方が正しいかもしれませんね。
キムチ鍋にも同じような具材が入っているので、同じ効果があります。
そして、太りにくい位置にランクインしている「もつ鍋」です。
もつ鍋にはマルチョウ(小腸)が入っていますが、脂質がとても少ないお肉になります。
ポイントは「ハツ」を入れることです。
ハツには脂質の代謝を手助けしてくれるビタミンB2がとても多く含まれています。
豚の小腸・ハツでもつ鍋を作れば、ビタミンB1・B2が同時に摂取でき、さらに同じようにニンニクとニラが入っているので、アリシンの効果も発揮しスペシャルな太りにくいお鍋になります。
そして、一番太りにくいお鍋でランクインした「寄せ鍋」では、エビ・タラの脂質が圧倒的に少なく、さらにお肉も鶏もも肉なので、脂質が100gあたり19.1gととても少ないので、一番太りにくいお鍋になります。
ちょい足し具材
どんな鍋にも合い、少し加えるだけで太りにくくなる具材が、「マイタケ」です。
キノコ類の中でも、舞茸にしか含まれていない成分が『MXフラクション』という成分です。
・血糖値の上昇を抑える
・悪玉コレステロールを分解
・過剰な脂質を排出
舞茸ダイエットと流行している時期もありましたが、もちろんそれは事実です。
舞茸にし含まれていない「MXフラクション」とは、舞茸の細胞壁に入っていて、10分以上煮ることで、細胞壁から出てきます。
お鍋に50g舞茸を入れるだけで、十分な効果を発揮してくれる神の食材です。
まとめ
最後のシメには「雑炊」がオススメです。
糖質を比べると、ご飯…55.7g うどん…51.8g 麺…58.4gと、あまり変わりませんが、ご飯はつゆで増量するので、摂取する糖質の量を抑えてくれます。
お鍋は入っている具材が重要です。
家族や友達と鍋パーティーをすることも多くなる季節だと思いますが、食べ過ぎだけは注意が必要ですね。