シソの健康効果・効能
シソは健康にいいことから、「紫蘇」漢方名で「そよう」とも呼ばれています。
シソには様々な効能があり、健康や美肌にとても効果がある食べ物です。
料理の飾りつけなどに一緒に出されることが多い、脇役のような存在ですが、主役になれる存在なんです。
●食欲増進・整腸効果
シソの葉の裏側には、匂いカプセルがあり、手のひらで叩くとシソの香りがパーッと広がります。
これは「ぺリルアルデヒド」という物質であり、この匂いが嗅覚神経を刺激し、胃液の分泌を促してくれます。
胃液が出ることで腸内が活性化し、整腸効果が期待できます。
●認知症予防効果
アルツハイマー型認知症は、脳内に「アミロイドβ」という物質が溜まることで発生します。
脳に炎症が起き、認知機能が低下してしまうのを、シソに含まれる「ロスマリン酸」が働き、アミロイドβの蓄積を制御してくれます。
●美肌効果
シソには「βカロテン」が豊富で、その量はニンジンよりも多く含まれています。
肌は紫外線などで刺激を受けると、肌細胞を攻撃する活性酸素が発生し、老化が進んでいきます。
βカロテンは、その活性酸素を撃破し、肌の正常な代謝を促してくれます。
【βカロテンの含有量(100gあたり)】
青じそ…….11000μg
ニンジン……8600μg
ほうれん草…7600μg
かぼちゃ……5500μg
シソがトップクラスの含有量です。
では、ある程度効果効能が分かったところで、何にでも使える万能ソースをご紹介します。
万能ソース カンタンレシピ
【材料】
●シソ……………….70枚
●オリーブオイル…300㏄
●ゴマ………………大さじ6
●塩…………………小さじ2
●ニンニク…………2カケ
フードプロセッサーを用意し、適当にちぎったシソと、その他の材料を全て入れて、混ぜるだけです。
魚との相性がバツグンで、白身魚のホイル焼き・カルパッチョ・アヒージョ・パスタなど、様々な料理のソースとして活用できます。
ポイント除菌済みの容器に入れ、冷蔵庫で保管すれば2週間ほど日持ちします。
シソとオリーブオイルの相性
レシピでオリーブオイルを使ってますが、オリーブオイルにも効果があり、シソと組み合わせるととても相性がいいです。
●美肌効果
「クロロフィル」という色素成分があり、体内の毒素を排泄するデトックス効果があります。
●認知症予防効果
「オレオカンタール」という物質が含まれていて、アルツハイマーの原因となる脳の炎症を抑える働きがあります。
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まとめ
今年は新型コロナの影響で、外食産業の需要がなくなり、ここ数か月は過去にないくらいシソの価格が安いそうです。
たまに1パックで売っているスーパーもあるので、まとめて買っても損は無いと思います。
余談ですが、シソと「大葉」は全く同じものですが、大葉という名前は商品名なので、正式名称は「シソ」です。