水を飲みすぎると太るとか、正しく飲むとダイエット効果がある、など様々な理由が存在しますが、果たして真相はどうなのでしょうか?
飲みすぎると「水太り」とも言われ、水に関しては色々な情報があります。
本当に正しい水の摂り方とは、どういった方法なんでしょうか。
水を飲むと太る原因・水太りとは?
水や炭酸はカロリーが無いので、飲んでも太ることはありません。
水を飲んだ直後は一時的に体重は増えますが、時間が経てば余分な水分は体外へ排出されるようになっています。
◇「水太り」
この言葉をよく聞きますが、これは水を飲みすぎることによって起こる症状だと思われがちですが、水太りとはただの「体質」です。
通常であれば、水分はリンパや血管を通って体内に吸収された後、余分な水分は汗や尿として体外へ排出されますが、新陳代謝が悪いことで、体に溜まった余分な水分が排出できず老廃物として体に残ってしまいます。
これが、水太りと言われる原因です。
◇「むくみ」
新陳代謝が悪いと、リンパや血管の流れが悪くなり、汗をかきづらかったり、足がむくんだりなどの症状が出てしまいます。
仕事終わりに靴を履き替えたら、朝よりきつく感じたり、家に帰ってストッキングや靴下を脱いだ後、履いた後がしばらく消えなかったりするのも、同じ原因です。
水を多く飲むことで太るのではなく、余分な水分を排出できない体質が太りやすい環境を作ってしまっているのです。
◇「対策」
新陳代謝が悪くなる原因は、体の冷え・運動不足・不規則な食事などが大きく関係しています。
◎39℃前後のお風呂に20分を目安に入浴する
◎適度な運動を心がける
◎バランスの取れた食事をキチンと摂る
これらを継続することで代謝がアップし、冷え解消・血行促進につながります。
太りやすい体質から、太りにくい体質にすることが重要です。
水を飲むと痩せる理由とは?
水分はリンパや血管を通って体内に吸収された後、余分な水分は汗や尿として体外へ排出されます。
この時に、老廃物も一緒に排出してくれるのですが、上記の太る原因のように新陳代謝が悪い場合は「対策」を実施しつつ取り組んでください。
◇「起床時にコップ1杯の水」
朝起きた時は、寝ている間に失われた水分を補給してあげることで、排便の準備を整えてくれます。
デトックス効果が絶大で、余計な老廃物を排出してくれるので、朝起きたらまずは1杯の水を習慣づけることが大切です。
◇「食事前にコップ1杯の水」
食事30分前に水を飲むことで、基礎代謝が上がり痩せやすい身体づくりが出来ます。
水を飲むことで、食事の量を減らすことにもつながりますので、食べ過ぎの予防にもつながります。
しかし、食べ過ぎを抑える効果はありますが、やたらと水を飲んで食事を極端に減らすのは栄養バランスが崩れるのでやめましょう。
水の正しい飲み方
人間の身体は、皮膚や呼吸、汗・尿や便で1日に2.5Lの水分が失われます。
体の水分が2%減少すると、「喉の渇き」という症状が出ます。

◇「こまめな水分補給」
水は一気に飲むと、体が満たされた状態になり、利尿作用が水分を排出しようと働きかける為、余計に水分不足になる可能性があります。
一気に飲むのではなく、こまめに水分を摂ることが大切です。
◇「常温の水」
冷水ではなく常温の水を飲むことです。
冷水は胃腸を刺激してしまうので、負担をかけずに身体の中で吸収してくれる常温の水が適しています。
水を飲んで痩せるというのは、体脂肪が減るということではありません。
水を飲むことで老廃物を排出し、痩せやすい体質にすることが重要です。
まとめ
水を飲んで太るのも、痩せるのも、全ては体質の問題であり、水によっての悪影響というのはありません。
新陳代謝を高めて、太りにくい・痩せやすい身体作りを目指すのに、水は欠かせないものです。
なかなか、毎日の生活を見直すことは難しいことですが、まずは起床時と食事前のコップ1杯の水から始めてみるのもいいかもしれません。