飲む点滴と言われている栄養満点の甘酒は、料理の調味料としても多く知られています。
甘酒を使うと、料理にコクや旨味がプラスされるだけでなく、お肉を柔らかくしてくれる効果もあり、まさに神の調味料&ドリンクです!
しかし、甘酒を使ってどんなに美味しくても、面倒な調理は避けたいのが本音です。
チャーシュー・生姜焼き・角煮など、多くの豚肉料理に応用できる、本気で簡単な甘酒豚肉レシピをご紹介します。
柔らか豚肉レシピに必要な材料&器具
【用意するもの】
◎豚肉ブロック
◎甘酒
◎醤油
◎100℃対応の袋
◎蓋つきの大きい鍋
※100℃対応の袋は100均やドラッグストアで購入できます。
赤丸の所を必ず確認してください。
絶品!甘酒でしっとり柔らか豚肉レシピ
甘酒を使う理由
お肉は主にたんぱく質ですが、たんぱく質は過熱すると、硬くなる性質を持っています。
残念なことに、調理によっては硬くなってしまったり、パサついたりしてしまいます。
甘酒は発酵食品で、成分の中に「プロアテーゼ」という酵素が含まれていて、その成分がお肉を柔らかくしてくれる力を持っています。

①今回用意したのは、こちらの甘酒です
酒粕・米麹が両方入っていて、4袋入りなので手軽に甘酒を飲んだり使えたりするワンパックタイプです。
100mlのお湯or水で混ぜるだけなので、5秒くらいで甘酒が簡単に作れます。
飲み切れなかった、使いきれなかった・・・なんて失敗も無いので、ちょっと使いたいときにとても便利です。
②この甘酒を水で溶かして、調味料を合わせていきます
1.計量カップに甘酒の素と水100mlを入れて混ぜる
2.160のメモリまで醤油を入れて混ぜる
調味料はこれで完成です。
酒・みりん・砂糖は一切不要で、甘酒特有のオリゴ糖が食材に甘みと旨味を引き出してくれます。
③豚肉ブロックを調味料で、漬け込みます
今回用意したのは、焼豚用の豚肩ロースです。
100℃対応の耐熱袋に塊肉を入れて、全体に浸るくらいまで、②で合わせた調味料を入れます。
これは、たまたま安かったから買っただけで、ブロックであれば、バラ・ヒレ・ロース、何でも構いません。
④しっかりと空気を抜き、一晩寝かす
ボウルに水を貼り、少しずつ浸し空気を抜いていきます。
チャックの少し下まで水に浸せば、完全に空気が抜けるので、しっかりと密封状態にして寝かします。
今回は一晩寝かせましたが、30分~1時間くらいの漬け置き時間でも、十分に柔らかくジューシーに仕上がります。
⑤調理は、湯煎でゆっくり
1.塊肉がしっかり浸かるまで水を入れる
2.沸騰させる
3.沸騰したら火を止める
4.密封された袋のまま塊肉をお湯に浸ける
5.鍋に蓋をして、2時間放置
袋に空気が入っていると、塊肉が浮いてきてしまうので、必ず密封してください。
鍋に蓋をしたら、あとは放置するだけです。
⑥完成!
うっすらピンク色に仕上がった、甘酒でしっとり柔らかチャーシュー?です。
火を通し過ぎず、ゆっくりと時間をかけて加熱しているので、フライパンや電子レンジ調理で硬くなったりパサパサになってしまう失敗もありません。
食感はローストポークのようなしっとり感と歯ごたえがあり、食べると肉汁がジュワッと溢れ出してきます。
チャーシュー丼
ネギチャーシュー
ラーメンのトッピング
分厚く切れば、角煮にもなるので、からしを付けて食べても絶品です。
ブラックペッパーもとても合います!
甘酒調味料で下味冷凍保存
甘酒調味料が余ったら・・・
甘酒と醤油を合わせて作った調味料ですが、この塊肉だけでは余ってしまいます。
そんな時は、豚肉スライスを用意してください。
豚肉スライスを袋に入れ、調味料を入れ下味をつけて、冷凍庫で保存。
ショウガと一緒に炒めれば、生姜焼きとしても美味しく食べられるので、もし調味料が余ったら、下味冷凍で活用してみてください。

まとめ
甘酒だけでも十分に柔らかくなりますが、更にゆっくり湯煎することで、しっとりジューシーに仕上がります。
今回は甘酒のワンパックタイプを使いましたが、他の甘酒でも大丈夫です。
漬け置きして、お湯の中で2時間放置するだけなので、とても簡単に作れます。
ぜひ試してみてください。