腎臓が弱るとどうなる!?体の変化とサインを見逃すと命に関わる大病に

「腎臓」と聞くと、なんだかよく分からない臓器の1つとして捉えがちです。

命に関わる臓器で、まず思い浮かぶのは心臓や脳と思う人も多いかと思いますが、腎臓は寿命を左右する、とても重要な臓器です。

腎臓が弱まったり、不調だったりすると引き起こす合併症には、心筋梗塞・脳梗塞など、命に関わる病気を引き起こす可能性があります。

腎臓の役割はいったいどんなものなのか、そして弱まると体はどうなるのか、見逃してはいけないサインについてご紹介します。

スポンサーリンク

腎臓の役割

腎臓は背中側の高い位置に2つあり、1つの大きさはレモン1個分で、重さ約120g~150gほどの比較的小さな臓器です。

2つあるため、腎臓を1つ取ったとしても、残った腎臓の働きが正常であれば、普通に日常生活は送れると言われています。

腎臓には「エリスロポエチン」というホルモンがあり、それが赤血球の量を決めて調整しています。

例えば、高地に行くと酸素が薄い為、少ない酸素をより効率よく体内に供給する必要がありますが、そこで重要な働きをするのが赤血球です。

赤血球の役割は、血管内を流れ、全身の細胞に酸素と栄養を供給する運び屋なのです。

また、腎臓にはカルシウムの吸収を促進するビタミンDを活性化させる作用があり、骨を強くしてくれますが、腎臓の機能が低下すると、カルシウムの吸収が悪くなり骨粗しょう症の病気につながります。

腎臓が弱まると

腎臓は一度機能を停止してしまうと、二度と復活しない臓器です。

慢性腎臓病(CKD)

健康な人の60%以下まで腎臓の機能が低下してしまう状態

腎不全

腎臓の持つ機能がほぼ失われてしまう状態

最終的には、人工透析で腎臓が果たすべき血液のろ過を人工腎臓や粘膜を利用して浄化する治療が、週に3回、5時間以上の時間をかけて治療をすることになります。

体調の変化とサイン

では、腎臓が弱ったとき、体調にはどのような変化があるのでしょうか?

腎臓には糸球体という、約100万個ものフィルターで血液をろ過する機能があり、赤血球やたんぱく質を残した血液と、水分・ミネラル・老廃物が入った尿のもとに分けられます。

尿のもとは、1日約150Lもの量が作られますが、それを1日約1.5Lの尿に濃縮して排出されます。

この糸球体が傷つき、フィルターの網目が大きくなると、せき止められるはずのたんぱく質が尿から出てしまい、「たんぱく尿」という状態になってしまいます。

糸球体は、1回壊れると二度と修復できない一生涯のものです。

壊れる原因は様々ですが、多くは糖尿病や高血圧などの生活習慣の異常に伴って起こる病気が腎臓を悪くします。

糖尿病

血液中の過剰な糖分が糸球体の血管を傷つけ、ろ過機能が低下します

高血圧

糸球体へ流れ込む血液の勢いが強いことで血管を傷つけ、ろ過機能が低下

カロリーや塩分の摂り過ぎは、糖尿病・高血圧などの悪化因子となるので、食事にも気を配ることが大切です。

腎臓からのサイン①

立ちくらみ・めまい

腎臓の機能が弱まると赤血球を作るホルモンが分泌されなり、血液中の赤血球量が減ってしまいます。

赤血球量が減ってしまうと、ホルモン不足により、立ちくらみやめまい等の貧血症状が進行し、その状態が続くと、酸素不足として酸素を多く必要とする心臓の機能を低下させてしまうのです。

心筋梗塞や脳卒中など、突然死につながる病気のリスクを生んでしまいます。

腎臓からのサイン②

尿

用を足したときになかなか泡が消えない場合、尿にたんぱく質が出ている可能性があります。

3ヶ月以上、この状態が続くと慢性肝臓病の可能性があります。

腎臓からのサイン③

むくみ

尿からたんぱく質が出ることで、血液中の水分を保持するたんぱく質が減少してしまいます。

水分が保持できないことで、血管外に水分が漏れ出し、むくみの原因になります。

むくみは、立ち仕事やデスクワークなどでも出やすく、とても気づきにくい症状なので注意が必要です。

腎臓からのサイン④

腰痛

腎臓自体に痛みはありませんが、腎臓を覆っている膜・尿道などには痛みを感じる神経がたくさんあります。

背中側に位置する腎臓が腫れたりすると、腰に痛みを感じることがあります。

腎盂炎

尿道などから腎臓に細菌が入り込み、感染することで炎症を引き起こします。

腎臓結石

腎臓内に石が形成され、石が尿道を塞ぐことで腎臓が腫れます。

左右どちらかの腰が痛い場合は腎臓が腫れて炎症が起こっている可能性があります。

関連記事はこちら>>

いつものコンビニ弁当ちょっと待った!減塩できる少しの気遣いと対策とは?
...
冬は血圧が急上昇!危険を回避する日常生活の落とし穴と高血圧対策レシピ
...
糖尿病は何人いるの?予備軍にならない為の対策と数値を確認!気になる人必見!
...

まとめ

腎臓は一生ものの高機能フィルターで、一度壊れてしまったら二度と復活しない貴重な臓器です。

腎臓の役割はとても重要で、弱ってしまうだけでも体に大きな悪影響を及ぼしてしまいます。

大切なのは、定期的に尿検査と血液検査をすることです。

サインは、普段の日常生活で気づけるものなので、貧血・尿・むくみ・腰痛など、異変を感じたら、いつものことと思わず、医療機関に相談したほうが良いかもしれません。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする