SMSへの詐欺メール多発!
ケータイ払いの詐欺が多発している。
少し前までは、キャリアメールに詐欺メールが多くの人に届いていた。
キャリアメールとはドコモなら@docomo.ne.jpといったメールサービス。
最近ではSMSでも多くなってきている・・・!
まるで本当にドコモから連絡がきたかのように装い、IDとパスワードを不正に入手する詐欺メールだ。
不安な人はドコモショップに相談しに行く人も多いだろう・・・。
ドコモでは、eビリングを利用し、毎月の請求書をWebに変更することにより、ご利用料金から20円割引されるシステムとなっている。
特別な理由が無い限りは、このeビリングで登録されるため請求書は届かずSMSでの配信となる。
毎月、確実にドコモからSMSが届く・・・
ここに落とし穴があるのだろうか・・・?
ここでの紹介はドコモを例にしてお話しさせていただきます。
ドコモケータイ払い
ドコモケータイ払いとは、クレジットカードではなく、ケータイの毎月の料金に合算して支払う方法です。
例えば、Amazonでは年会費もドコモケータイ払いを選べるようになっていて、お買い物の支払いもケータイ払いを選ぶことが出来る。
その他、有名なサイトでは
・omni7(セブン&アイ通販サイト)
・DHC
・ディズニーストア
・ノジマオンライン
・伊勢丹オンライン
などなど、多数のオンラインショッピングがケータイ払いでお買い物が出来るようになっている。
全てのケータイ払い可能なサイトはこちら(ドコモ公式サイト)
ここで必要になるのがドコモiD/とパスワード。
このドコモiD/とパスワードを不正ログインで悪用されてしまうのです!
購入した覚えのない請求がされている・・・
後で慌てても、もうどうにもできません・・・。
ケータイ払いの補償は!?
しかし、このケータイ払いはクレジットカードと違って何の補償も無い。
クレジットカードであれば盗難保険が付いていて、届出を出せばカード会社が負担してくれるシステムとなっているが、ケータイ払いはdアカウントとパスワードを入力したなら、それが第三者であっても本人とみなされ、ユーザー責となる。
つまり、補償はない・・・。
2019年8月28日に、不正利用における保証制度が変わりました。
SMSで偽サイトに誘導され、本人確認の為dアカウントとパスワードを入力してください。
と記載されて、まんまと入力してしまえば、アウトだろう・・・。
ドコモを使っているほとんどの人が、ケータイ払いの上限額は5万円に設定されている。
もしくは10万円の人も・・・。
もし、使う予定が無いのなら停止、もしくは上限額の変更をしておいたほうが賢明だろう。
設定変更は下記の通り⇓
①ケータイに入っているdメニューをタップ
上記の写真の通り、左から赤丸の部分を順にタップしていきましょう。
②お客様サポート
③ログインして表示⇒dアカウントとパスワードを入力(もしくはネットワーク暗証番号)
④料金
⑤決済サービスご利用明細 ※だいぶ下までスクロールすると出てきます。
⑥限度額設定変更
ここから0円~100.000円まで設定変更できます。
ちなみに私は100.000円で設定されていました。
誤って詐欺に誘導されても、補償されることはまず無いと思っていいだろう・・・
ドコモショップに行っても、警察に相談してください・・・と言われるのがオチです。
そして警察に相談したとしても、犯人を捕まえることは出来ず、結局は泣き寝入りするしかないのが現実だろう・・・。
詐欺メールの内容例
【ドコモを装った詐欺メール】
「お客様がご利用の端末が第三者によって不正に利用された」
「dアカウントが第三者に不正に利用された可能性がある」
「ドコモご契約者様へご連絡事項が届いております」
「〇〇年にご登録されたコンテンツの決済が未払いとなっております」
【佐川急便の詐欺メール】
お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。
配送物は下記よりご確認ください。
http://・・・・・・・・
【Amazonの詐欺メール】
有料動画の未納料金が発生しています。本日中にご連絡なき場合、法的手続きに移行します。アマゾン(株)受付センター
03-・・・・-・・・・
などなど・・・
上げたらキリがないですね・・・
このように、文言の下には電話番号が記載されたり、URLが記載されています。
絶対に電話したり、URLに繋がないよう注意してください。
もちろん、宅配業者やAmazonからSMSに配信されることはありません。
詐欺メールの対処方法
簡単に言うと、ドコモからケータイに届くのは『SMS』と『メッセージR』『キャリアメール』での決済完了メールのみです。
SMSであれば、『NTT DOCOMO』という題名
◆ご利用額確定のお知らせ
◆セキュリティコード ※dアカウントでログインした際の二段階認証
◆dアカウントログイン通知 ※違う媒体からログインした際の確認メール
◆留守番電話の不在通知
◆ドコモからの重要なお知らせ
◆契約期間満了および契約更新のご案内
これらは、アドレスが変わることなく、同じところに配信されます。
簡単に言うと、同じフォルダーに全ての案内メールが届くので、別のドコモからのお知らせは存在しないということです。
もし、『NTT DOCOMO』フォルダーではなく、別の名前で「ドコモから重要なお知らせ」など、別のフォルダーにSMSが入ってきたら、間違いなく詐欺メールでしょう
ケータイメールの『メッセージR』
◆クーポンのご案内
◆加入しているサービスの特典案内
など・・・ここは契約や登録しているサービスに対しての案内やクーポン・特典配信となっているので、ここに詐欺メールが入ることはありません。
キャリアメール(@docomo.ne.jp)
◆d払い決済完了のお知らせ(docomo@payment1.spmode.ne.jp)
※d払いで支払い決済すると送られてくる自動配信メール
◆【ドコモ】お手続きを承りました(info@mydocomo.com)
※ドコモショップやオンラインで契約内容の変更した際に送られてくる自動配信メール
◆2段階認証の確認コード
※Googleなど2段階認証を設定していて、配信先をドコモメールに設定した場合
など・・・ここではあくまで、自分が行ったことに対しての自動配信のみとなります。
「ドコモから重要なお知らせ」、その他の案内を促すようなメールや番号記載・URL記載のメールが入ることはありません。
2段階認証の設定
2段階認証とはドコモiD/パスワードを入力の際に、セキュリティコードの認証をすることで、不正なアクセスを防止するセキュリティです。
これを設定することで、認証コードがSMSに配信され、そのコードを入力しないと先に進めない設定になります。
上記で案内したSMSに入る『NTT DOCOMO』のフォルダーに配信されます。
2段階認証のお手続きはこちら(NTTドコモ公式サイト)
まとめ
詐欺メールとは、人の不安を煽るようなメッセージを送り、巧みに誘導してこようとしてきます。
詐欺にかかった場合、それがドコモを語った詐欺メールで、ドコモのケータイで操作したからと言って、補償されるものは一切ありません。
それはドコモだけでなく、auとsoftbankも同じです。
結局は自分の身は自分で守るしかないのです。
設定で、セキュリティを強化しつつ、安易にiD/パスワードを入力しないこと。
そして、どうしても不安ならショップやお客様相談室に電話して確認してから対処することを心がけましょう。
時代とともに、詐欺メールはどんどん進化していきます。
詐欺メールだけではなく、宅配詐欺やオレオレ詐欺、お悔やみ詐欺・・・数多くの詐欺が世の中にはありふれています。
まず、疑う!・・・それが今の世の中の生き方なのかもしれません・・・。